2007年12月29日

●愛情

阪神、岡田監督の人柄が見えますね・・・。

「阪神・岡田彰布監督(50)が28日(現地時間27日)、休暇で滞在中の米・ハワイで、交換トレードでオリックスに移籍した浜中治外野手(29)に岡田流の逆説的猛ゲキを送った。2軍監督時代から見守り続けた教え子について「あかんと思うよ。今のままやったらやれんぞ」と厳し過ぎる発言。活躍を願うからこそ、あえて心を鬼にしてハッパをかけた。

 周囲の空気が一瞬、ヒヤッとした。当然、愛弟子に温かい言葉が送られるものと思いきや、信じられないセリフがどんどん吐き出された。いくら阪神から出て行ってしまうからといっても…。だが、この厳しい言葉はすべて浜中の新天地での活躍を願ってこそのもの。表情は真剣そのものだった。

 取材陣から浜中の今後について問われたときだった。「やれんやろ。あかんと思うよ。打球も飛ばんようになってる。秋のキャンプでも全然飛ばんようになっとったやん」と手厳しいコメントが繰り返された。心を入れ替えて出直せば…と問われても「もともと、そんなに(練習を)やれへんやん」と論調が変わることはなかった。

 岡田監督と浜中といえば、2軍時代の監督と選手というころから続く師弟関係。手塩にかけて育て、右肩の故障を乗り越え1軍で活躍する姿を見守ってきただけに、憎いわけはない。それなのにどうして。師弟愛もトレードとともに消え去ったのかと思われた瞬間、指揮官がさらに締まった表情を見せた。

 「そらなあ、頑張ってほしいとは思とるけどなあ」。岡田監督の本音はここにある。来季は30歳という年齢を迎える浜中に、1年でも長くプロの世界で生きていくためには何をすればいいのかを、伝えたかった。どうしても伝えたいから、故意にショッキングな言葉を並べてみせた。少々、天の邪鬼(あまのじゃく)ではあるがこれが岡田流だ。

 苦楽を共にした愛弟子。心配するからこそ、心を入れ替えて野球に没頭してもらいたい。だから、岡田監督は心を鬼にして猛ゲキを送った。手荒いはなむけの言葉が、浜中へのせん別だ。」