2008年04月09日

●新!!

代打の神様襲名!?



甲子園は試合開始から異様な雰囲気だった。本拠地開幕戦、そして金本が通算2000本安打にあと1本に迫っていた。金本の打席では1球ごとにカメラのフラッシュが光った。そんな中だからこそ、ベテランの落ち着きが物を言った。

 1点を追う七回一死一、二塁。岡田監督は平野の代打に桧山を送った。「平野は甲子園の雰囲気に慣れていないし、(前に二つ送りバントをミスしていて)責任を感じるタイプだから」というのが理由だ。

 送り出された桧山も、指揮官の狙いは分かっている。「今季はまだヒットが出ていなかったけど、力まないようにと心がけた」。プロ17年生は、甲子園で自分の力を発揮するすべを知っている。

 カウント1―3からの直球を右前に引っ張った。同点に追い付き、さらに一、三塁。形勢は逆転した。平野と同じく、初めて甲子園で大声援を受けた新井の肩の力が少し抜けた。「いつも通りに気持ちで何とかしようと思った」と新井。左前打で続くと両手をパチンとたたき、ガッツポーズを繰り出した。

桧山と新井。この夜、主役になるはずだった金本の前で、2人が試合を決めた。共通するのは、冷静に自分の仕事に徹してみせたことだった。

(高岡学)
 2勝目を挙げた阪神・アッチソン「調子は良かった。中日はミスをすると点を取られるので、ベストの投球をしないといけないと思った。(初めての甲子園)勝利が決まった時の歓声がすごかったね」

 阪神・岡田監督「新井は(開幕から)いいスタートを切りたい、という力みがあった。久々に打点を挙げ、楽になるのでは。

アッチソンは球に力があった」