2008年04月11日

●今年も・・・・

日本球界を代表する投手になりましたね〜。

「しびれる投手戦を制したのは、日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)だった。10日の楽天5回戦(札幌ドーム)。防御率1、2位同士でもある岩隈久志投手(26)とのエース対決で、3安打、三塁を踏ませない95球の完封(今季2度目)で3勝目。7回にスレッジの犠飛で挙げた1点を守りきりチームは4連勝、自身も防御率0・53でトップに躍り出た。ダルビッシュへの強烈な対抗意識を秘めた岩隈だが、3安打に抑えながらも、初安打を許した7回に2四球も絡み失点。孤軍奮闘もたった1点に泣いた。

 常識を覆した。ダルビッシュが投じた95球目。最後の打者草野を遊ゴロに打ち取ったのは、151キロだった。球速が落ちるはずの最終回に、この日最速で締めくくった。札幌ドームでは開幕から27イニング無失点を継続する、すさまじい姿だった。

 岩隈との投げ合いで、6回に先に安打を許した。それでも「ゼロに抑えていれば負けない」。信念と巧みな変化球を駆使した。7回1死一塁では好調山崎武をツーシームで注文通りの遊ゴロ併殺打。奪三振は6だったが凡打の山を築いた。梨田監督は「力じゃない大人の部分を見せてくれた」と、投球術をたたえた。

 95球は9回完投ではプロ入り最少投球数。「完投するつもりで球数は試合前から意識した」。まさに省エネ投法だが、計算ずくだった。150キロ台の剛球を捨て、スピードを殺して打たせる投球に徹した。延長戦も視野に、余力残しのマウンドだった。7回終了時には「延長でも行きます」と直訴し、何が何でも完投すると決めていた。

 特命を受けていた。練習前のロッカー室で、仲間と卓球をしている最中に梨田監督に呼ばれた。4月8試合で武田久&マイケルがともに6登板という負担増を考慮しての完投指令だった。「監督直々には今までなかったので、よっぽどなんだろうと思った」。卓球ラケットを手に実行を誓い、遂行した。

 今季最少の被安打3で、得点圏に走者を背負ったのは9回のみ。後輩吉川が初勝利を挙げた9日からバトンを受け、チームの連勝を4に伸ばした。「あいつはへぼいけど、そこそこ頑張ったし、勝った後に負けたらなんか言われるんで」と笑った。札幌ドーム史上最短試合を演出したダルビッシュが、最高の仕事人となった。【村上秀明】」