●絶好調!!
今年はこのままの勢いで・・・・・優勝!?
「4点リードした八回の攻撃。阪神・下柳が、そのまま打席に向かうと、スタンドがどよめいた。そして最後の回を抑えて、3季ぶりの完投勝利――。
恥ずかしがり屋の九州男児は、人前で話すことを好まない。お立ち台に姿を見せたのは、試合が終わって、しばらく時間がたってからだった。「いつも通り投げました」「(久しぶりの完投に)ドキドキしてます」。無表情で淡々と答え、ファンの笑いを誘った。
ぶっきらぼうな口調とは裏腹に、マウンドは丁寧そのもの。1番天谷を除き、右打者を並べた広島にスキを見せなかった。8安打を浴びながらソロ本塁打の1失点に抑えた。97球。この日は自らも適時打を放ち、「気持ちよく投げさせてもらった」と上機嫌だった。
登板のない日は、とにかくダッシュを繰り返す。格闘技の「ケリ」の動作が下半身の強化につながると聞けば、自らのトレーニングに取り入れた。地道な努力がベテランを支えている。
オフには、米メジャーリーグからオファーがあったが、愛着のある阪神に残った。今季は3度の先発マウンドで、すべて7イニング以上を投げている。5月に40歳を迎えるチーム最年長投手は、今も進化のただ中にいる。
(北谷圭)
阪神・岡田監督「下柳は、安心して見ていられた。(6カード連続勝ち越しに)先発が頑張っているし、打線もタイムリーが出て、いい流れになっている」


