2008年04月22日

●地元の人は

地元の人は不安で仕方ないでしょうね・・・・。



 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーの出発地が21日、新たに同市の県勤労者福祉センター跡地に決まった。善光寺の辞退によって「知名度」「世界平和を訴える力」がそがれる一方、実行委員会は「警備強化」という“実”を手にした格好だ。

 非公開で行われたこの日の会合で、事務局が「センター跡地」の提示をしたのに対し、出席者から「セントラルスクエア」の適否を確認する声があったという。1998年長野五輪表彰式会場で、民間駐車場の今も五輪マークが掲げられている。当初からルート沿いにあり、「善光寺がだめならせめて」という意見は当然だった。

 だが、事務局は、民間所有であり、セントラルスクエア前は当初計画で第5中継地点にあたり、出発地をずらすとさらにコースの練り直しが必要になると指摘。センター跡地案の優位性を説いた。

 また一般参拝客の規制などが悩みだった善光寺と比べ、警備のしやすさは向上する。「車が走れない参道と違い、すぐに伴走車と合流できる」(事務局)。最終的な決定にあたり、「異論はなかった」という。

 実行委会長の尾崎正則日本オリンピック委員会理事は「実行委が苦労して考えた計画。何も心配していない」と強調。善光寺を代表して出席した委員は会合後に報道に囲まれ、「無事に(リレーが)行われることを祈っている」と語った。

 (吉岡潤)

◆市民の反応もさまざま
 新たな出発地に決まった県勤労者福祉センター跡地は、当初予定していた善光寺から南西約800メートルの官庁街の一角。市民からは「味気ない場所だ」「でもそこしかないのなら…」とさまざまな声が上がった。

 「世界的なイベントなのに、あのスタート場所ではね」。市内の商店で店番をする女性(60)は残念そうに話した。ただ、善光寺本堂では20日に落書きが見つかっており、「騒動が続く中、やむを得ないと思う。何事もなく終わることを願いたい」と納得しながら成功に期待を込めた。

 聖火ルート途中にあるセントラルスクエア近くで働く男性会社員(43)は「10年前にもこの道を聖火が通ったが、拍手で迎えられた」と振り返る。チベット問題を背景に各国で相次ぐ妨害や抗議行動に触れ「今回は一体どうなるのか」と不安をのぞかせた。

 (池田知之)