●こういう試合
こういう試合を落とさない阪神!!
今年は最強??
「阪神4-3巨人」(27日、甲子園)
猛虎戦士の気持ちがひとつになった。そして今季初のサヨナラ勝利をもぎ取った。1点を追う九回二死一、三塁から阪神・赤星憲広外野手(32)の内野安打で追いついた。さらに二死満塁から新井貴浩内野手(31)が粘って押し出し四球。派手さはないが、必死で食らいついた。本当に価値ある勝利だ。
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こんなにハシャイじゃってすみません!!なにせ…もう…快感を通り越す、猛虎軍団、08年初のサヨナラ勝ちですから!!
「子供のように、うれしかったです!!こんな気持ちがいいのは初めてです!!」。
4万3000人のマンモスの願いどおり、赤星がお立ち台に立つことがかなった。
さすがに虎党も一時は、今季9カード目にして、ついに負け越すことも覚悟したけど。試合開始から3時間32分、Gを倒すため駆け続けた男が、ドラマを巻き起こした。
2-3の九回二死一、三塁。打席に赤星。凡退ならジ・エンドだった。
クルーンの剛速球の前にカウント2-0。「正直ヤバいなと思った。コブシ2つ短くバットを持ちましたね」。そして、3球目、外角低めの157キロを叩いた打球が遊撃前に高く跳ねると、レッドが超音速で走った。「これまでで一番速かったんじゃないですかね」。セーフポーズで一塁を駆け抜けた瞬間、一塁塁審も同じポーズをとった。
ついに同点!!そのまま片ヒザをつき、両手を高々と挙げて、ビクトリーポーズ!!こうなれば神様も観念。最後は二死満塁から、新井の押し出し四球で、赤星に華を贈るしかなかった。
1、2打席目は四球出塁し、天敵・内海を討つため好機を作り続けた。0-0の五回一死二塁からは、先制の中前適時打を放った。
1-3と逆転された後の八回には先頭で、三塁へのゴロを木村拓が弾き、慌てた一塁送球が悪送球になると、一気に三塁を落とし、続く代打・今岡の右前打で生還した。
「この試合は何か起こると思った。だから絶対、あれは(持病の)首がヤバいけど捕らないといけなかった」。
九回表、二死満塁の守備では、坂本の右中間への打球をスライディングで好捕し、最後の攻撃に弾みをつけたのだ。
毎日、試合前、赤星は誰よりバント練習を入念に行う。「バント練習って大事なんです。これが悪いと、打撃も悪いもんです」と己の状態を判断するバロメーターにする。この日も、一見、巧みにバント練習をこなしたが「いや、調子はよくないです」と、厳しく採点し、またフォームチェック。好調を維持のため、自分に厳しく、繊細だ。
こんな男が、今、猛虎を牽引し、劇的勝利を生んだ。だから打って、走って、はしゃいだ3時間32分。超気持ちよかった。


