2008年05月24日

●おもしろい

おもしろいことになっているみたいですね〜!!



全勝を走っていた琴欧洲が自滅し、賜杯は持ち越し。それでも白鵬との2差は変わらない。思わぬ幸運で、初優勝への視界は曇らなかった。

 不戦敗も含め4連敗中の安美錦戦は、プレッシャーが明らか。なかなか手をつけず、呼吸が2度も合わない。取組後、師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)には「相手が変わってくるんじゃないかと思った」と明かしたという。

 ようやく手をつくと、左前みつをつかみ、動きを食い止めようとした。狙いは正解だが、一歩も踏み込めず、ただ手を伸ばしただけ。右のどわにあっさり棒立ちにされ、一方的に押し込まれた。

 「立ち合いが合わなかった?」「優勝は意識した?」。支度部屋で琴欧洲には、質問が浴びせられたが、前日までの冗舌ぶりから一転、仏頂面で「今日は今日。明日は明日」と答えただけ。だが、帰り際に兄弟子琴光喜が白鵬を破った援護射撃の取組を見ると、少しだけ笑顔が戻った。

 14日目に安馬に勝つか、白鵬が負けても初優勝が決まる。15日制が定着した49年夏場所以降、13日目を終えて2差をつけた力士が、賜杯を逃した例はない。白鵬も左足首のけがが思わしくなく、悲願を達成する可能性は高い。

 琴欧洲は「自分で勝つこと以外にない」と言った。もし下位力士に連敗して優勝しては「横綱候補」として物足りない。賜杯はもちろん、その先の綱取りまで見据えられるか。試されるのは、抱く夢の大きさだ。(広部憲太郎)

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安美錦 「相手はなかなか手をつかなかったが、立ち遅れないようにした。悪役になれた? やなもんだ」