2008年05月27日

●しかし・・・・

しかし・・・ほんと強いですね・・・今年。



最後にすべての責任を背負うのが4番。全員の期待を受け止める使命があるのが4番。その仕事を、見事に金本は果たした。

 試合を引っ張ったのは阪神の投手陣だ。破壊力を誇る西武打線に、十一回まで1失点。後は、野手がこたえるだけだった。

 一死から赤星が内野安打。平野は絶妙のバント安打で続いた。「投手が頑張っていたから、何とかしないと」(赤星)との思い。二死二、三塁となって、打席に金本が入った。

 この試合、3、4番だけ安打がなかった。敬遠も考えられる場面だったが、左腕のグラマンということもあって勝負された。燃える思いと同時に、責任を感じていた。3球目のスライダーを引っ張ると、打球は右翼の芝生の上で弾んだ。

 「勝負されたんだから、カネも打たなきゃあかんやろ」と岡田監督。金本はこうも言った。「セ・リーグの首位チームとして、負けるわけにいかなかった」。2005年6月以来のサヨナラ打に、40歳は子供のような笑顔で歓喜の輪の中に飛び込んでいった。

 「最後は、さすがアニキですね」。赤星の言葉が、4万1970人の観客の思いと重なった。

(高岡学)
 阪神・岡田監督「(金本は)本当によく打ってくれた。(7回1失点の)下柳に白星をつけてやりたかったけどな」

(2008年5月27日 読売新聞)