2008年07月03日

●さすがの

さすがの竜軍団も今年の虎には参っているでしょうね〜。



九回二死一塁。代打の葛城は、低い弾道の打球をイメージしていた。

 直前に代打で起用された桧山が、右に大きな当たりを放ったが、強い浜風に押し戻されて右飛に倒れていた。「やはり浜風はすごい。ライナーで右中間、左中間を抜こうと思った」

 フルカウントからスライダーが内角高めに入ってきたのを、上から思い切りたたいた。鋭いライナーとなった当たりは、右翼手の頭上を越えていく。一塁走者の鳥谷が生還すると、ナインにもみくちゃにされた。

 4月末からしばらく、不振の今岡に代わって5番に起用されたが、林威助が復帰してからは代打に戻った。それでも高い意識を持ち続けている。「やることは一緒。自然体で臨むだけ」。先発を外れても、試合前練習では、若手に交じって早い時間から汗を流す。その周到な準備が、21打数10安打という代打での高い成功率を生んでいる。

 前回優勝した2005年は、ほとんど二軍暮らし。「僕はまだ優勝を味わっていない。そのために、もっと打ちたい」。プロ初のサヨナラ打の余韻を少しだけ味わった後、すぐに大きな目標を見据えた。

(霜田聖)
 阪神・岡田監督「(九回は)岩瀬が出てきたら左(の代打)が使えないな、と思っていた。葛城がよく打ってくれた。課題は先発投手。救援投手が六回以降どれだけしんどいか、わからんとあかん」

(2008年7月3日 読売新聞)