●通過地点
この選手にとっては通過点??
第4打席の7回、痛烈な打球が一塁手の横を抜けた。イチローは快足を生かした三塁打で、大台にあと1本と迫った。
試合前の恒例会見で、マリナーズのリグルマン監督がイチローを絶賛した。「彼の積み重ねは本当に素晴らしい。日本でどれだけ打ったのかはよく知らないが、最初からこちらでプレーしていても今ごろ、あと2本で3000安打の状況は同じだったのではないか」。監督はイチローの自律をクラブハウスなどでよく見ているだけに実感がこもる。
相手チームのライバルも大きな敬意を表した。昨年まで5年連続200安打を達成しているレンジャーズのヤングは「34歳でそれだけのヒットを積み重ねるのはすごいとしか言いようがない。けがをしない体と安定した打撃を象徴する数字だ」と話す。
気温30度を超える暑さのもとでプレーボールはかかった。試合前、イチローがフリーバッティングだけで切り上げたのは体力温存のためだろう。
1打席目は二ゴロ。2打席目は強い打球の一ゴロ。3打席目は詰まった三飛。大台達成の期待が掛かった9回の5打席目は左犠飛。勝利に貢献しこの日の打席を終えた。〔共同〕


