今年も安心して見れる!?
絶好調です!!阪神。
ジーンときた。ここまでチャンスで打てず「不安の5番」だった今岡が、4回に勝ち越し1号。6回は四球で出塁すると、鳥谷の中前打でなんと三塁にヘッドスライディングを敢行した。今岡が泥にまみれるシーンは極めて珍しい。この気持ちがある限り、完全復活は約束されたようなもの。もう1人、心配されたフォードも3安打3打点で、安藤は7回2失点で2勝目。大補強した巨人って、こんなものなの?
胸の汚れこそ、闘争心の表れだ。6回無死。一塁走者の今岡は鳥谷の中前打で三塁をうかがう。二塁キャンバス前で1度立ち止まり、中堅亀井の動きを見届けると、一気に三塁を目指した。最後は両手を力の限りに伸ばして、ヘッドスライディング。追加点を呼ぶ気迫十分のプレーに復活を賭ける思いがこもっていた。
今岡「セーフになれと思いました。捕られるかもと思って1回止まったけど。ちょっとずついい走塁が出れば。日々、心掛けてね」。
必死だった。今季初の巨人戦。試合を動かしたのもポイントゲッターの一撃だ。同点で迎えた4回無死。すべての邪念を振り払い、高橋尚の外寄り速球を打ち砕く。意地がこもった打球は滞空時間の長い放物線を描き、左翼席まで達した。今季1号ソロ弾で勝負の主導権を握った。
今岡「開幕して1番いい打ち方でしたね。悪い状態のなかで、金本さんの後ろを打っているわけだから、そういうプレッシャーもある。調子が良ければ感じないけど、悪いときは余計に感じてしまいますから」。
強い責任感を背負いながら、打席に向かっていた。先頭金本を一塁に置いた2回の第1打席。カウント2−1からの、外角低め速球に手が出ない。走者を進められずベンチに退いた。2日広島戦(広島)では金本が2度敬遠され、その後はともに凡退…。3日の同カードでも不発…。まさに真価の問われる1戦で、仕事をこなした。
本塁打量産は、今季の大きなテーマだ。飛距離向上につながる筋力アップを目指し、新たに加圧トレーニングに取り組んできた。オープン戦期間中は、甲子園クラブハウスのトレーニング室で、ナインの目を忍んで密かに汗を流した。「ウゥゥウ…」。歯を食いしばり、吐息が漏れる。腹の底からうめき、絶叫することもあった。腕などをベルトで絞り、過大な圧力をかける。血流を制限しつつ負荷を与える激しいトレーニングだ。
今岡「本当に絶叫してしまうから。周りのみんなに迷惑をかけてしまうし、人が少ないときにやるんだ」。
2日広島戦以来、9打席ぶりの快音に岡田監督も胸をなで下ろした。
岡田監督「打つほうはいい流れができた。同点からの本塁打で、当たりの出てない2人(今岡、フォード)がな。(今岡は)結局、得点圏でチャンスが回ってくる。そこでタイムリーを何本打つかやな」。
05年には147打点を挙げて、リーグ優勝に貢献。あの勝負強さがあれば、猛虎打線は空恐ろしい破壊力をもつことになる。「ホームランを『心』のきっかけにしたい。あとは心のゆとりにつながっていけば、それが一番ですね」。苦しんだ先に希望がある。V奪回のキーマンが冷静さを取り戻し、快進撃の道筋をつけた。【酒井俊作】
[2008年4月5日7時2分 紙面から]ジーンときた。ここまでチャンスで打てず「不安の5番」だった今岡が、4回に勝ち越し1号。6回は四球で出塁すると、鳥谷の中前打でなんと三塁にヘッドスライディングを敢行した。今岡が泥にまみれるシーンは極めて珍しい。この気持ちがある限り、完全復活は約束されたようなもの。もう1人、心配されたフォードも3安打3打点で、安藤は7回2失点で2勝目。大補強した巨人って、こんなものなの?
胸の汚れこそ、闘争心の表れだ。6回無死。一塁走者の今岡は鳥谷の中前打で三塁をうかがう。二塁キャンバス前で1度立ち止まり、中堅亀井の動きを見届けると、一気に三塁を目指した。最後は両手を力の限りに伸ばして、ヘッドスライディング。追加点を呼ぶ気迫十分のプレーに復活を賭ける思いがこもっていた。
今岡「セーフになれと思いました。捕られるかもと思って1回止まったけど。ちょっとずついい走塁が出れば。日々、心掛けてね」。
必死だった。今季初の巨人戦。試合を動かしたのもポイントゲッターの一撃だ。同点で迎えた4回無死。すべての邪念を振り払い、高橋尚の外寄り速球を打ち砕く。意地がこもった打球は滞空時間の長い放物線を描き、左翼席まで達した。今季1号ソロ弾で勝負の主導権を握った。
今岡「開幕して1番いい打ち方でしたね。悪い状態のなかで、金本さんの後ろを打っているわけだから、そういうプレッシャーもある。調子が良ければ感じないけど、悪いときは余計に感じてしまいますから」。
強い責任感を背負いながら、打席に向かっていた。先頭金本を一塁に置いた2回の第1打席。カウント2−1からの、外角低め速球に手が出ない。走者を進められずベンチに退いた。2日広島戦(広島)では金本が2度敬遠され、その後はともに凡退…。3日の同カードでも不発…。まさに真価の問われる1戦で、仕事をこなした。
本塁打量産は、今季の大きなテーマだ。飛距離向上につながる筋力アップを目指し、新たに加圧トレーニングに取り組んできた。オープン戦期間中は、甲子園クラブハウスのトレーニング室で、ナインの目を忍んで密かに汗を流した。「ウゥゥウ…」。歯を食いしばり、吐息が漏れる。腹の底からうめき、絶叫することもあった。腕などをベルトで絞り、過大な圧力をかける。血流を制限しつつ負荷を与える激しいトレーニングだ。
今岡「本当に絶叫してしまうから。周りのみんなに迷惑をかけてしまうし、人が少ないときにやるんだ」。
2日広島戦以来、9打席ぶりの快音に岡田監督も胸をなで下ろした。
岡田監督「打つほうはいい流れができた。同点からの本塁打で、当たりの出てない2人(今岡、フォード)がな。(今岡は)結局、得点圏でチャンスが回ってくる。そこでタイムリーを何本打つかやな」。
05年には147打点を挙げて、リーグ優勝に貢献。あの勝負強さがあれば、猛虎打線は空恐ろしい破壊力をもつことになる。「ホームランを『心』のきっかけにしたい。あとは心のゆとりにつながっていけば、それが一番ですね」。苦しんだ先に希望がある。V奪回のキーマンが冷静さを取り戻し、快進撃の道筋をつけた。【酒井俊作】
[2008年4月5日7時2分 紙面から]