2008年07月17日

●オリンピック

オリンピック前に心配な状態ですね。



<巨人1−5中日>◇16日◇札幌ドーム

 巨人の大黒柱、上原浩治投手(33)が打たれて、中日に痛い逆転負けを喫した。1−0リードの8回、先発内海が2死一、二塁となった場面で登板したが、1四球に連続二塁打を浴びて逆転を許し、1死も取れず降板した。北京五輪日本代表は当確だが、依然として調子が上がってこない。2位巨人は、北海道シリーズで3位中日に連敗し0・5ゲーム差に迫られた。

 天を仰ぐ姿が、痛々しかった。本塁のベースカバーに入った上原の視線の先で、逆転を許す打球が右翼手の頭上を越えていった。1点をリードした8回2死一、二塁からリリーフし、ウッズに四球。そして和田に浴びた逆転二塁打だった。続く中村紀にも左中間への二塁打を打たれ、ジ・エンド。1死も取れず、息詰まる投手戦にピリオドを打ち、敗戦が決まってしまった。

 エースの面影はない。直球はシュート回転し、球速のMAXは141キロ。制球力もない。打たれるべくして打たれた右腕に、原監督は「継投ミスという形になったが、最善策の中で1点を守るということだったが…。テツ(内海)には森野まで。ウッズに投げづらそうにしていたし、選択肢は上原だった」と説明した。

 確かに守護神クルーンの投入もあったが、上原が中継ぎにいる以上、結果論でしかない。それでも尾花投手コーチは「クルーン投入の考えはあったか? はい。監督が上原ということだったので…」と監督をサポートするはずのコーチが、無責任なコメントを残した。

 上原の存在の大きさが、チームの歯車を狂わせ、自分自身の調整も狂わしている。先発調整に徹するはずが、リリーバーとして五輪メンバーに当確。自分の意思をはっきりと示せなかった上原にも非はあるが、ここまで迷惑をかけたチームへの思いと、五輪出場への思いが交錯し、調子の上がらない焦りが調整を狂わせていた。

 殺到する報道陣に「申し訳ない。それだけです」と話すのがやっとだった。原監督は「下? 今は考えてない。起用法を変える? 先発に戻すということはない。どこで使うかは企業秘密だけど」。ペナントの巻き返しへの切り札となる“上原復活”のキーワードは、まだまだ見えてこない。【小島信行】

 [2008年7月17日8時51分 紙面から]


2008年07月16日

●記録男

記録よりも大事なものってあるでしょうね〜。



 試合後の岡田監督は、今季初めて苦悩の表情を見せた。原因は完敗のことではない。新井の不振だ。

 腰に張りを訴えて、11日から試合前の打撃練習を回避している新井は、この日も八回一死満塁で空振り三振。最近4試合は16打数1安打と、状態は良くない。

 監督は、新井が広島に在籍していた2年前から全試合出場を続け、連続出場にこだわりを持つことを知っている。それでも悩むのは、北京五輪で中軸の期待がかかっていることだ。「うちのことだけじゃない。バットも振れていないし、今の状態じゃ五輪に行かせられない」とこぼす。

 この日、巨人がデーゲームで敗れた時点で、チームに一時的に優勝マジック「52」が点灯した。完敗でわずか約4時間半で消滅、“本点灯”は18日以降に持ち越しとなったが、目前であるのは確認できた。

 本来なら、ゆったりと構えていられる時期に起こった悩み。「この試合まで様子を見ようと思っていたが……」と言う監督は、報道陣から「休ますのがベスト?」と問われると、「そら、そうや」。

 本人の意志を優先するか、五輪のために休ますか。首位を走る監督が、思わぬ苦渋の選択を迫られている。

(霜田聖)
 阪神・岡田監督「岩田はゲームの中で修正しないと。次につながらないので」

 阪神・新井「(ヤクルト・川島亮の印象を聞かれると)……。う〜ん、まあまあじゃないかな」

(2008年7月16日 読売新聞)


2008年07月14日

●まだまだ

まだまだこんなもんじゃないでしょう〜。



【ボストン=馬場到】米大リーグは13日、各地で行われ、2年連続二ケタ勝利を狙うレッドソックスの松坂がオリオールズ戦に先発し、6回4安打6四死球7三振無失点の内容で、10勝目(1敗)をあげた。岡島は2番手で登板し、2/3回2四球1三振無失点。試合はレッドソックスが2―1で勝ち、ア・リーグ東地区首位に浮上した。

 松坂は制球力を欠いて4回を除き、毎回走者を許す苦しい投球。それでも、5回一死満塁で4、5番打者を空振り三振、投ゴロに仕留めるなど、スライダーを有効に使い要所を締めた。

 日本投手のメジャー1年目からの連続二ケタ勝利は1995年から97年の野茂(当時ドジャース)に次いで2人目。2年連続二ケタ勝利も98、99年の伊良部(当時ヤンキース)、2002、03年の大家(当時エクスポズ)に次いで4人目。(08:33)



2008年07月12日

●あの時点で・・・

同点に追いついたあの時点でサヨナラは見えましたね!!!



<阪神2−1広島>◇11日◇甲子園

 12日にも優勝マジックが点灯する。首位を独走する阪神が、今季6度目のサヨナラ勝ちで広島に逆転勝ちした。1−1で迎えた延長11回、関本賢太郎内野手(29)が決勝の左前適時打を放った。7回からJFKを含む5投手を投入して無失点でしのぎ、総力戦をものにした。2ケタ安打は10試合でストップしたが、逆転の虎の勢いは止まらない。12日も広島に勝てば、早くも優勝マジックが出る。

 甲子園のど真ん中で仁王立ちした関本が両手を天に突き上げた。興奮したナインが次々と飛び込んできた。今季6度目のサヨナラ勝ち。「何とか決めたかった。必死に行きました」。もみくちゃにされながらヒーローは笑っていた。12日も広島に勝てば、優勝へのマジックが点灯する。3年ぶりの歓喜の瞬間が1歩ずつ近づいてくる。

 総力戦なら、どのチームにも負けない。あと1本が出ずに、11回裏を迎えた。矢野が右前打で出塁し、平野のセーフティーバントは相手投手の失策を誘った。途中出場の2人がチャンスをつくり、2死一、三塁で関本が打席に入った。「その前に、外野フライも打てない、しょぼいバッティングをしてしまった。2回もそういう場面が回ってきて。決めないといけない」。1死三塁のサヨナラ機で遊ゴロに倒れた悔しさが胸をよぎった。「(相手投手との)目線とタイミングをしっかり取れ」。そして4球目、岸本のスライダーを完ぺきにとらえた。「打った瞬間、落ちるのを確信した」。打球は左翼手の前で軽やかにはずんだ。

 投手陣も踏ん張った。先発ボーグルソンが降板すると、7回から渡辺ら5投手が無失点リレーでサヨナラ勝ちにつなげた。8回に2死一、二塁のピンチを背負いながらも切り抜けた久保田は「勝てたことが一番。いつも通り、ゼロを続けていくだけ」と話した。9回に登場した藤川は、持ち味の直球を減らした変化球主体の組み立てで2三振を奪ったが「きょうは何もないよ」とサラリと言った。

 10回を任されたウィリアムスは「チームのみんながナイスピッチングをしてくれた。チームの勝利が一番」と喜んだ。11回の1イニングを投げた江草に2勝目が転がり込んだが、誰もが勝利を信じて得点を与えることなくバトンをつないだ。

 今季4度目の連敗の危機を全員の力ではねのけた。岡田監督もチーム力を実感する。「きっちり守って、あとはしのぎ合いやから。(マジックは)大きな数字やし、全然関係ないけど、こういう苦しいゲームを取ったのはすごく大きい」。52勝のうち逆転勝ちは実に25度目。少しのことでは崩れない。就任5年目で、岡田阪神は頑丈になった。連続2ケタ安打は10試合と止まったが、猛虎の歩みは止まらない。

 [2008年7月12日8時19分 紙面から]